SENIOR RESIDENT専門研修

 

 順天堂大学医学部附属浦安病院
整形外科専門研修プログラム

 

 

初期研修

      当院の初期臨床研修プログラムでは、希望により外科研修の一環として整形外科研修が可能となっております。整形外科基本手技をはじめ、

     外傷や急性腰痛に対する初期対応、慢性疾患に対する治療選択の考え方が習得できるため、より救急対応が可能なゼネラルな医師の育成に寄与しております。

後期臨床研修

      後期臨床研修では、外傷や急性疾患および多様な慢性疾患に対して、一連の治療過程(初期対応→治療選択→保存療法または観血的治療

     →後療法→フォローアップ)が愛情を持って淀みなく実践できるよう、多少ハードなプログラムを設定いたしました。1年間のみの在籍では、忙しいだけで

     終わってしまう可能性があるため、複数年の在籍をお勧めいたします。必ずや将来の財産となる経験と考え方が蓄積されます。

病院見学

     他院所属の研修医、学外の学生さんの見学も随時受け入れております。ご希望のある方、興味のある方はぜひ下記へご連絡ください。大歓迎いたします。

     E-mail:ju-seikei@juntendo-urayasu.jp
     TEL:047-353-3111(代表→整形外科医局に回してもらってください)

 

研修医の先生へ

    日本は世界トップの長寿国ではありますが、平均寿命(生命寿命)と健康寿命(日常的な介護を必要とせず、自立した生活ができる生存期間)との間には

   約10年の乖離があることはあまり知られていません。

    つまり、多くの高齢者は後半の約10年間を何らかの支援や介護を受けなければ、自分一人ではまともに生活できない状態になってしまっているということな

   のです。多くの場合、このような要支援・要介護となった高齢者は何らかの疾患を抱えていますが、残念ながら、関節痛や腰痛、骨折といった整形外科関連

   の疾患が原因の約1/3を占めております。

    高齢化社会が進む日本では、整形外科が果たす役割は今後さらに増加し、そのニーズは増々高まります。増加する退行性疾患や骨折を治療しなければ

   なりませんし、同時に、その予防にも介入していかなければなりません。整形外科は人生の質を維持するための診療科と言えます。また、日本社会の活性化

   のためには、一般レベルでのスポーツ活動の普及と共に代表チームの国際大会での活躍も重要な鍵となっております。整形外科(特に当教室)は、スポーツ

   に直結する科として多様な競技団体にスポーツドクターや医事・医科学委員として関与しております。